食空間プロデュース会社、花生活空間代表の浜裕子です。
器のある暮らし。漆器を楽しむ暮らし。
渦紋、渦巻紋様は、縄文時代前期から土器などにも多くみられる紋様です。
流水、波紋、行雲などの自然現象から生み出されたものと考えられています。
シンプルな渦巻は、通年使えますが、一般的には、水を意味することから夏に使われることが多いと思います。
和食器って、季節があるから楽しい!

縁あって、私のところにきた見事な塗りと足の曲げのカーブがすごい技術のお膳。
昭和初期の物らしく、6月に使うお膳として発注されたもののようです。
昔は、蔵や納戸があるお宅も少なくなく、季節や月によって設えだけでなく、折敷や食器を変えて、豊かに季節を楽しんでいたのでしょうね。
今の住宅事情を考えると結構な贅沢なことですが、、、
10膳程購入しましたが、家紋とお名が入った大きな桐箱に、一枚ずつ麻の袋に包まれ、各お膳の間に真綿の座布団という丁寧な保管状態で、すこぶる状態良しです。
ある日のティータイム。
ダイニングテーブルにいっぱい資料を広げての打ち合わせでしたので、お茶のご用意は、コーナーに。
氷だし冷茶、若鮎、笹団子、ボンボン
私は、お膳として使うには、立派すぎるので、盛り皿的に使うことが多いかな、、、
やっぱり良き漆器は、古さを感じさせずに、良いですね。
10枚の内、4枚は、すでに生徒様にお譲りしましたが、ご希望の方(生徒様限定)には、バラしてお譲り可能ですので、お知らせくださいませ。