食空間プロデュース会社、花生活空間代表の浜裕子です。
どんより曇り空ですが、明日は、七夕、 星空がみられるといいのですが・・・・。
花生活空間も七夕月の七日の七夕までは、七夕の設えをしております。
そこで欠かせないのは、梶の葉。
平安時代、宮中では、サトイモの葉にたまった夜つゆを「天の川のしずく」と考えて、それで墨を溶かし梶の葉に和歌を書いて願いごとをしていたようです。梶は古くから神聖な木とされ、祭具として多くの場面で使われてきました。江戸時代になり七夕行事が五節句の一つとなると、七夕は庶民の間にも広まり、全国的に行詩歌や習いごとの上達を願い、梶の葉のかわりに五色の短冊に色々な願い事を書いて笹竹につるすようになったといわれています。
東京では珍しい梶の葉、写真の梶の葉は、群馬ご在住のテーブルコーデッィネートのお仲間が秘密の山にはいって、取ってきてくださったものです。
翌年、なんと我が家に、梶の葉そっくりの木が、我が庭で、育っているではありませんか。
毎年丁寧に、季節の行事と設えを提案している花生活空間に、神様からの贈り物にちがいありません。
それ以降、惜しみなく、浜家の梶の葉をテーブルコーディネートで使えるようになりました(笑)
古来より伝わる風習、上手に、現代の私たちの生活に取り入れたいですね。
今週末の7月10日(日)の「和のテーブルコーディネートと和のおもてなし講座」は、日本の粋について。
「粋なテーブルコーディネート」を一緒に作ってみませんか?
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写真:誠文堂新光社 浜裕子著 「お茶と和菓子のテーブルセッティング」
撮影:日下部 健史