フラワー&空間コーディネーターの浜裕子です。
先日の花生活空間のレッスンにご参加のいわき市からお越しのお菓子教室主催のIさんから素敵な和菓子をいただきました。
今年2015年は、琳派400周年にあたり多くの記念イベントが実施されていますね。
琳派は、桃山時代より本阿弥光悦をはじめとする芸術家によって確立されました。本阿弥光悦は、今でいう総合空間プロデューサー的な存在でしょうか。
日本の文化の特色は、「わび・さび」に代表されるような簡素性、幽玄性などに重きをおいた美意識であると思っていましたが、それは千利休が確立した侘茶以降のもので、日本人の感性の一面に過ぎず、華やかさ、豪華さ、大胆さなども日本人が持つ感性の別の面ではないかということも、学びを通して、最近ようやく理解できるようになりました。
私の学びは、まだまだ浅く、学びは、ずっと続きますが、その学びをどう、今の日本の生活文化に落とし込み、テーブルコーディネートや、ライフスタイル提案していくかが私の課題です。
いただいたお菓子は、名画「風神雷神図屏風」をモチーフにされた包装紙に包まれ、金箔が施された上品は、生八つ橋でした。
お帰り際に、風呂敷から提をあけ、そっと手渡されたましたが、Iさんの風呂敷の扱い、所作のお美しいこと、素敵!と思いました。
言葉遣い、所作,姿勢、そのお人柄、品格がでますね・・・・と自分自身を振り返ります(汗)
皆様といただければよかったですねと申し上げましたところ、お渡しづらくなってしまって・・・・とのお返事でしたが、きっと私が、デザートまで、レッスンのテーマにこだわって、色や、ストーリーの一連の流れにそってお出ししていることに、ご配慮してくださったのだとそのお心、お気づかいもうれしく感じた浜でした。
後ほど、氷だし茶とともに、美味しくいただきました。
甘さ控えめで、美味しく・・・ 八つ橋で有名な 井筒八つ橋本舗のお菓子です。
琳派400年を記念して、京都では、さまざまな展示会やイベントがありますので、ぜひ、訪れてみたくなりました。
秋は、京都旅行でしょうか。