食空間プロデュース会社、花生活空間代表の浜裕子です。
1月に出版の浜裕子の21冊目の単行本「漆器のあるテーブルセッティング」の原稿の最終チェックを昨晩しまして、いよいよ校了です。
もう私から手が離れ、あとは、製本された本を待つばかりです。
ほっとしたと同時に、子供をお嫁に出すような気持で、寂しさも感じます。
8月に企画が本格的にスタートしてから今日まで、いつも頭のなかには、この本のことがあったというか、追い込まれるような逼迫感で、昼もなく夜もなくという日々でもありましたが、同時に素晴らしい機会と学びをいただき、幸せな時間でもありました。
執筆にあたっては、漆に関する参考文献も読み漁りました。ネットで情報を引き出せる時代ですが、情報源はどこなのか、時には、下請け、孫請けの情報もあったりするので、やはり安心できる情報としては、書籍です。
図書館にも通いましたが、ありがたいことに、出版社からも参考になるのではと思える参考文献をお送りいただいたりしました。
いつも手厚いサポート体制をいただき、感謝でいっぱいです。
また新刊では、輪島塗の漆器をたくさん使わせていただき、また現地取材もさせていただき、漆器産地の輪島のページもあります。
実は、輪島だけで1冊の本ができてしまうぐらいなのですが、新刊では、厳選してお届けいたします。
輪島塗および歴史については、 伝統工芸輪島塗 加藤漆器店の加藤様より、貴重なご本もお送りいただき、参考にさせていただきました。
輪島ページのハイライト 塗師の大﨑庄右エ門様ご夫妻よりも 参考になる冊子をいただきました。
毎回のことですが、本当に多くの方がたのお力をお借りして本が完成します。 著者は、浜裕子という名前になっていますが、私たちの本なのです。
執筆中の私のスタイルは、 参考文献を書棚にいれずに、いつでもみれるように、PCのまわりの椅子や、床に積み上げられます。
書籍、プリントアウトした紙もの、付箋、色のボールペンが テーブルを埋め尽くして、他の人からみたら 非常に散らかった部屋なのですが、私だけは、ここになにがあるとわかるようになっていて・・・・・(笑)
それも校了したら、お片付けしなくてはです。
しかし、ますます漆器の魅力にとりつかれ、学びと研究熱は、続きそうです(笑)
そして、それをどう現代のライフスタイルにつなげ、発信して、次世代につないでいくかが、私の仕事です。